トップページ > 会告  

会告

《第251回講演会》

日 時 :
2022年12月8日(木)13:00~16:50
会 場 :
オンライン(Zoom)での開催
テーマ :
 『ライフサイエンスを支える機能材料』(有機エレクトロニクス材料研究会共催)

[要旨]
フォトポリマー材料の分野においても社会、市場のニーズに応える新材料、新技術の研究開発が進んでいます。今回、バイオマテリアルやヘルスケア材料などライフサイエンスに関連する機能材料についての4件の講演を企画しました。

[参加費]
会 員 : 無料(オンライン開催は人数制限なし)
非会員 : 3,000円  学生 : 2,000円

[参加申込]
12月1日で締切ました。

[注意事項]
講演会の録画・撮影・録音はご遠慮くださいますようお願いいたします。


テキストダウンロード

※テキストは本講演会用に作成されたものです。テキストの複製・無断転載、講演会参加者以外の方への配布はご遠慮ください。



【プログラム】
1.
13:00
 ~13:50
「生物多様性の中で見いだされた、UV接着材料としてのドーパミンアクリルアミド」
大阪有機化学工業(株) 赤石 良一 氏
接着における生物多様性に関して、トカゲの脚裏、野生のゴボウの実、ムール貝の足糸など様々な機構が存在する。ムール貝において、カテコール基を有するL-ドーパは、重要な接着成分である。我々は、L-ドーパそして、L-ドーパの化学進化を経た生体模倣モノマーであるドーパミンアクリルアミド(DopAm)に着目した。環境にやさしい、無溶媒系UV硬化反応において、興味深いことに、モノマー組成に少量のDopAmを加えると、材料への表面密着性や異種材料間の粘・接着性が向上した。これら特性と応用の可能性について紹介する。
<キーワード>UV硬化、接着性、ドーパミンアクリルアミド、生体模倣
【 13:50~14:00 休憩(10分) 】
2.
14:00
 ~14:50
「生体適合性ポリマーの新展開」
(株)日本触媒 中田 善知 氏
生体適合性発現のメカニズムとして「中間水コンセプト」が注目されている。中間水コンセプトの概略と、中間水コンセプトを用いた日本触媒における生体適合性ポリマーの開発について紹介する。また、多くの中間水を有し、優れた生体適合性が注目されているGLMA系ポリマーの特徴と、いくつかの応用例、さらに架橋技術と組み合わせた機能化などのトピックスについても紹介する。
<キーワード>生体適合性、中間水、不凍水、抗血栓性、GLMA
【 14:50~15:00 休憩(10分) 】
3.
15:00
 ~15:50
「生体親和性を指向した機能性重合材料」
富士フイルム(株) 菅﨑 敦司 氏
富士フイルムはフォトポリマーに代表される数多くの機能性重合材料(モノマー)を主に自社製品向けに開発してきた。近年、これらの機能性重合材料を化成品(開発品)として世の中に提案しながら、新たな価値創出の可能性を模索している。本講演では、富士フイルムが開発した機能性重合材料について、(1)基本物性、(2)生体親和性を指向した新たなバイオマテリアルとしての興味深いポテンシャル特性、の2点について紹介する。
<キーワード>親水性多官能モノマー、架橋高分子、バイオマテリアル、抗血栓性、がん細胞接着性
【 15:50~16:00 休憩(10分) 】
4.
16:00
 ~16:50
「歯科治療と口腔ケアに光反応で貢献する歯科用高分子材料」
サンメディカル(株) 山本 隆司 氏
1940年代初頭にドイツでMMAを重合させてう蝕(ムシ歯)を除去した歯の窩洞に充填する方法が発明されて以来、世界中の歯科治療に高分子が利用され始めた。メタクリレートモノマーを光重合で硬化させる手法は1980年代に急速に普及し始め、ハンディタイプの可視光線照射器の開発によって瞬く間に、う蝕の治療方法と接着材料が進歩し、現在では世界的スタンダードとなっている。光反応性高分子およびその技術が歯科治療と口腔ケアにどのように貢献してきたか、関連する製品の特性を示しながら光反応技術の有用性を異なる分野の研究技術者間で共有し、次世代に向けた技術進歩の行方を議論する。
<キーワード>歯科、高分子材料、光重合、接着材料、バイオマテリアル
会告

《第252回講演会》

日 時 :
2023年1月19日(木)13:00~17:00
会 場 :
オンライン(Zoom)での開催
テーマ :
『SDGsなフォトポリマー』

[趣旨]
世界規模での気候変動がきっかけとなり、本格的に脱炭素に向けた様々な取り組みがなされております。フォトポリマーは、光の刺激により特性が大きく変わることを機能として様々な用途に使用されております。光を利用するため、省エネルギー化には貢献しておりますが、脱炭素社会では材料を含め様々な新たな取り組みが必要となります。
今回、フォトポリマーの研究・開発におけるサステナブルな取り組みに関する最新の動向について紹介頂きます。

[参加費]
会 員 : 無料(オンライン開催は人数制限なし)
非会員 : 3,000円  学生 : 2,000円
(2023年1月12日(木)までにお振り込みください)
テキストはダウンロード形式とします。

[参加申込]
当ホームページのメールフォームからお申し込みください(2023年1月12日(木)締切)。


【プログラム】
13:00
 ~13:10
趣旨説明
1.
13:10
 ~14:00
「循環型熱硬化性樹脂によるサーキュラーエコノミー戦略」
物質・材料研究機構 内藤 昌信 氏
動的共有結合を導入したエポキシ樹脂の得意な力学物性に加え、リサイクルに関する手法について、演者等の取り組みを中心に概説する。
<キーワード>熱硬化性樹脂、エポキシ、再生ゴム、生体模倣
【 14:00~14:10 休憩(10分) 】
2.
14:10
 ~15:00
「酸と光を用いた協働的な材料分解・加工技術の開発」
東京大学大学院総合文化研究科 正井 宏 氏
光分解性材料や光加工性材料は産業的にも重要である一方で、材料が環境中の光でも容易に劣化し得るため、長期的な利用が困難とされてきた。そこで本研究では新たに、酸と光を用いた協働的な分解・加工が可能な材料を開発した。これによって、酸と光による加工や分解が可能でありながらも、使用時には酸の除去によって高い光安定性を持つ材料を実現した。
<キーワード>高分子材料、光分解、光微細加工
【 15:00~15:10 休憩(10分) 】
3.
15:10
 ~16:00
「光エネルギーと生体触媒によるCO2から有用物質生産
~プラスチック原料生産への展開~」
大阪公立大学 人工光合成研究センター 天尾 豊 氏
太陽光エネルギーを利用し二酸化炭素をブドウ糖やデンプンに固定する天然光合成を手本にして、二酸化炭素を原料として有機化合物に固定し、生分解性プラスチック原料やプラスチックそのものを作り出すことができれば、天然光合成を手本とした究極の人工光合成が達成できる。本講演では、可視光増感分子とロジウム錯体からなる光酸化還元系にいくつかの生体触媒を組み込むことによって、光エネルギーを駆動力として二酸化炭素をアセトンなどの簡単な有機分子に固定し、有用なプラスチック原料が生産可能な技術について紹介する。
<キーワード>光酸化還元系、生体触媒、プラスチック原料生産、二酸化炭素利用技術
【 16:00~16:10 休憩(10分) 】
4.
16:10
 ~17:00
トークセッション
ブレイクアウトルームにて各講師の皆様と参加者の皆様とで、意見交換を行える時間を設けます。

フォトポリマー懇話会の活動写真